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私は大学で英文学科を専攻しましたが、卒業後は全く英語に無縁な会社に就職。社会人になって10年を過ぎた頃には、英語を必要とする友人から「君にとっては簡単だろうけど、ちょっと英語を訳して欲しい」。もしくは「英語にして欲しい」という依頼を受けても、その期待に応えることが出来ませんでした。すっかり忘れてしまっていたのです。そんな時、私の1番の友人が(松下に勤務していました)、アメリカへ転勤することになりました。彼は大阪大学・大学院卒のいわばエリートでもあり、私としては友人に人生で大きな「差」をつけられたと思ったものです。しかし、私はこの機会に英語を学び直そうと決意し、その友人にメール友達になってくれるアメリカ人を紹介してくれるように頼みました。この紹介が、私の人生を変えたのです。
私は1998年、初めて見ず知らずのアメリカ在住のアメリカ人にメールを書きました。1冊のどこにでも売っている「英文レターの書き方」という本と、辞書だけが頼りでした。メールのやり取りをしているとすぐに気が付きました。お互いに話題は異国の文化についての質問でしたが、内容はともかくその表現については、私のレベルに合わせた読みやすい英語で返してくれていることに。私は失礼ながら「あなたは高い教育を受けていますか?」という質問をしました。「イエス」という言葉から始まった返事に、私は驚きました。私の文通相手は世界初の商用コンピュータ「UNIVAC I」を完成させた、ジョン・プレスパー・エッカート博士の一家だったのです。「私達は私の父親の発明の恩恵を受けているの」。わずか1行の文章でしたが、まさにその通りでした。
最初は「アメリカン・ドリームはまだありますか?」「ビートルズは好きですか?」「西部劇映画は今でもどのくらい人気がありますか?」といった、私の質問についてのやり取りからスタートしました。その後、次第にお互いの家族についても語り合い、気がつけばわずか1年の間に、お互いが300通を超えるメールを書いていたのです。1年も経った頃には昔からの友人のようでした。アメリカでしか購入出来ない物を、買って送ってもらった時は嬉しかった。家族の写真を添付し合ってお互いの顔を知り、次には声が聞きたくなって国際電話に挑戦しました。お互いにビデオ撮影してエア・メールで交換もしました。後は直接会うしかありません。そしてそれは2000年の秋に実現しました。会えた時には何の違和感も無く、会話が弾みました。まるで旧友のように。いや親友のように。私の両親は戦争相手の国の人が、まさか自分の家に来ることが人生で起きるとは想像もしなかったと驚いたものです。その後も私達は「日米の架け橋」となって、若い人を育てようという同じ夢を持ち、彼らは私の知人のステイをホストファミリーとして受け入れてくれました。

私は会社勤めをしながら、どうすれば多くの人が英語をものに出来るのかを考えて来ました。そして思ったのです。「私が英語を学びながら、何度も素晴らしい感動をおぼえ、遂には生涯の親友を得たのと同じ経験を、1人でも多くの英語学習者、いや、この国に住む人々にも体験して欲しい」と。そして最初のつたないメールのやりとりから10年が経った今、私が体験したのと同じように英語を学べ、感動出来る英語学習システムを考え、それを実現する会社を起業したのです。
自分自身で会社を作ったのは、日本の将来は他人には任せていられないと思ったからです。学校で教えている英語は、確かに教科書にビートルズやスター・ウォーズさえ載るようにはなっても、現実には使わないような言い回しが多く、日常頻繁に使われている英語は載っていない。それよりも何も文法中心で、面白くない。逆に英語が嫌いになるような教育内容なのです。単語を1つでも覚え、文法を覚えなさい。そして社会人になれば学校教育の延長で、TOEIC試験を資格として受ける。結果、英語の試験の点数は良くても、外国人を前にして話せない。外国人の友人の1人も持っていない人がどれだけ多いかです。英会話スクールはとにかく費用が高い。前払い制度や諸経費など訳の分からない費用を取られる。サービス業として利益を上げるのはいいのですが、余りにもあくどい運営方法が目に余ります。それでも多くの人が通う理由が私には分かりません。おそらく、そこしか行く所が無いからでしょう。
私の会社は違います。NPO法人にすると、会員の皆さんにいろんな特典を与えることが法律上、多くの点で規制される為に株式会社としました。しかし利益重視ではなく、「父親の偉大な発明を使って、世の中に貢献出来ることがあれば、それを行うのが子供である私達の役目」と語ってくれた一家と一緒に、私の夢である「日米の架け橋」を作るということに、残りの人生を賭けてみようと考え、それを実現することにしたのです。会費は会員様のホームスティにかかる食費やその他の経費として、どんどん会員様に還元して参ります。これまで私はビジネスマンとしては成功しましたが、家族とのふれ合いや心の裕福さを考えれば、人生を成功しているとは思えません。これからは人に感謝される仕事に尽力し、家族と健康に一緒に過ごせたらそれで十分です。事実、多くのアメリカ人セレブが、無償で喜んでこの会社に協力したいと申し出てくれたおかげで、我々の夢が株式会社ランドマーク・ポストとして誕生したのです。どれだけの資本があっても、この会社は誕生しませんでした。私と私の友人との世代の後には、次の世代の子供達がこの会社を継いでくれるでしょう。いつかそれが素晴らしい歴史になるはずです。
スカイプや英文メールの交換を通じ、英語を上達させることが出来るだけではありません。パートナーのアメリカ人は、あなたの友人なのです。グローバル化といい始めて何年も経ちますが、外国人の友人を持っている日本人が一体どれだけいるというのでしょう。どれだけ多くのことを学べるチャンスを、人は逃せば気が済むのでしょうか?あなたのパートナーとの間に信頼関係が出来れば、相手の家にホームステイに行くのも自由に出来ます。私が得た以上の大きな成果を手にする人も、これから続々と出て来くると信じています。国際社会の中で生きる日本人が英語くらい出来なくて、ましてや1つのコネクションも持たず、この先どうするのでしょう。もう英語は憧れや、資格ではなく、この地球で生きる限り必要な必修事項なのです。
インターネットの環境だけがあれば、これほど多くの素晴らしいことが出来るのです!スカイプを始め、文字だけではなく本物の会話も簡単に出来ます。その1歩を踏み出すのに躊躇するのは時間の無駄です。あなたがパートナーと楽しく話をすればするだけで、英語はあなたのコミュニケーション・ツールになります。高校生からお年寄りまで、いつまでも未知のことを学び続け、そして自分の人生の可能性と世界を広げることが出来るのが、株式会社ランドマーク・ポスト・クラブなのです。 ( 田村 貢治 )
