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弊社代表、日本人初!歴史的な工場を見学!

Apr.12, 2010

弊社代表が、アメリカでも現在はこの国に1つしかない、オール・ハンドメイド&オーダーメイドで椅子を作っている伝統ある工場に、日本人として初めて招待され、丸太から椅子になるまでの全工程を見学することが出来ました。残念ながら企業秘密の場所が多く、撮影はほとんど禁止でした。 幸運にも見学出来たのは、「STANDARD CHAIR OF GARDNER」という会社で、社長室から始まり、工場の全工程を見ることが出来ました。この工場は創業が何と、1837年という歴史ある会社。これには驚きました。そして1860年代には、この写真のように大きな工場に発展したのです。

ここで作られるものは、椅子、ロッキングチェア、ナイトスタンド。全てオーダーメイドです。顧客はどういう人達かを質問すると、私の興味のあるところでは、全米の有名大学(マサチューセッツ工科大学、ハーバード、イェールなど)、PGA(全米ゴルフ協会)、そしてアメリカの陸海空軍など。例えば大学の卒業生達が全員でお金を出し合って、この名誉ある椅子をお世話になった教授にプレゼントしたり、ある家族は伝統的に、子供の揺り椅子から大人になった時の椅子までをオーダーします。こういう工場がかつては全米にいくつもあり、その当時からここは全米ナンバー1だったのですが、今はそういう需要が名門と言われる所からだけになり、ここがオンリーワンとして、現在全米に君臨しています。

親切に工場長自ら案内をしてくれました。まず驚いたのは、本当に丸太から制作を始めること。丸太を切り出し、板にして、それを組み合わせて・・という作業が続きます。そして椅子の座面の凹凸などはプレス機を使って美しく仕上げるのです。塗装も人の手で行われます。

先端器械を使いながらも、基本的にはハンドメイド。椅子の足の金色の部分は、本物の金を塗っています。1番近代的な部分は、椅子に入れるマークや家紋。これはレーザーで彫っていきます。その後各セクションでも厳しい品質管理が行われているのですが、最終的に厳しい審査を通り、箱に入れられて全米に送られて行きます。大学のロゴマークなど、依頼を受けた椅子に刻んだマークは、全て創業時のものから保管されていますから、それだけでもアメリカの歴史を見ることになります。



驚くのは、ここで働いている職人芸を持つ人々の熟練の腕。1工程に1人しか人がいないので、「もし誰かが休んだら、その工程まででストップするのか?」と質問すると、各工程にはそれぞれ2人の熟練した職人がいて、常に3人目を育成しているという答えでした。それだけ、この仕事を出来る腕を持った人が少ないそうです。 もう1つ驚いたのはその値段です。「うそ!」というような価格です。「適正な価格だと、我々は思っているが・・」と説明されましたが、私は驚きました。安過ぎる。私が今すぐポケットマネーで注文できる金額なのです。「日本までの送料の方が高い」とジョークが出るような金額。ただし、誰のオーダーでも引き受ける訳ではないそうですが、「君のオーダーならいつでも引き受けるから、会社が大きくなったらその記念に作ったらどうだい?」と約束してもらえました。



最後に完成した椅子に座らせてもらいましたが、とても素晴らしい座り心地。とてもリラックス出来ます。 さてこの後、私はアメリカン・パートナーのジョンの家に行ったのですが、以前は気が付かなかったのですが、エッカート博士の父親もこの椅子を持っていて、エッカート博士もこの椅子を愛用していたのです。その椅子の上にはアポロ計画に携わった際の、クッションが置かれてありました。いや~これには参りました。どんな人があの工場で作られた椅子に座るのかと思えば、身近なところに所有者がいたとは・・・。



この数日後、ボストン観光に行きましたが、その時にファニエル・ホール(Faneuil Hall)に立ち寄りました。ここは、マサチューセッツ州ボストン市の中心部に位置する歴史的建造物で、1740年に市場として建てられ、その2年後に集会場に転用されたもので、サミュエル・アダムズやジェームス・オティスなど、独立派の有力者が演説を行った場所でもあり、アメリカ市民として国籍を移民たちが得た場所でもあるのですが、この建物の中の大集会場の壇上に置かれている椅子も、この私が見学した工場で作られたものでした。

実はとんでもない場所を、日本人として見学出来たのだと改めて思いました。今後、ランドマーク・ポストのメンバーが、ボストンにホームステイに訪れた際には、この工場を見学できるように現在交渉。近日中に許可されることになっています。



アメリカからイースター・レポート!

Apr.10, 2010



4月4日の日曜、この日はイースター。クリスマスに次ぐ、年間2番目のアメリカのビッグ・イベントです。今日この記事の写真に登場するアメリカ人達は、みんなランドマーク・ポストのアメリカ人パートナーです。特にテリーやリサ、ケリーのパートナーの方はよく見て下さいね。彼らはこういう一面も持っています。教会の重要なサービスを家族全員で担っているのです。ミサというと堅苦しく感じる人も多いでしょうが、アメリカの神父さんは、ジョークも言いながらミサを進行します。皆さんもホームステイか何かの折には、一度教会に行くといいでしょう。なぜなら私は、アメリカでは信仰心が、犯罪を行う一歩手前の最後の抑制になっていると思うからです。祈りを捧げる人々の姿は、少なくてもここでは犯罪を行うような人には見えません。日本の初詣のように年に1回ではなく、毎週のように足を運んでいるのです。これは日本には無い大切なアメリカの文化です。西部開拓の時代から、街が出来ればまず出来るのは酒場ですが、次に出来るのが教会であり、学校だったのですから。

私の友人、エッカート博士の愛娘ローラも、毎週火曜日には凶悪犯を収容している刑務所に私の友人テリーと一緒に信仰を説きに通っていますし、日曜日の夜は子供達のスクールを受け持っています。 この日私はリサのお姉さんのケイトの家での、イースターのパーティに招待されました。ケイト家はニューハンプシャー州。今居るマサチューセッツ州から州境を超えます。今回の訪米3つ目の州です。この日集合するのは、リサの8人の兄弟全員、それぞれの伴侶と、彼女達のご両親。そして子供達全員!何と全員で40人を超える数です。一見して私と変わらないような女性がおばあさんだったりして。(笑)さて到着すると、ケイトの家はとても綺麗。



沢山の人が既に到着して、歓談したり、庭を散歩したり、料理をしていたりします。広くて綺麗な庭には、急ごしらえのカウンターバーもあり、好きなドリンクを飲み、軽い食事をしています。ここでリサやケイトと一緒に集まった人達に順番に挨拶するのですが、新しく紹介してくれた人達は覚えられる数の限界を超えています。毎回人数が増えるし、しかも顔も似ているし。(笑)



1番驚いたことは、1人残らず笑顔であること。誰もいがみ合うような話をしません。楽しい話ばかり。子供同士の喧嘩もなければ、お互いに再会を喜ぶように楽しく遊んで、大人の手を全くわずらわせることがありません。ペットの犬まで尻尾を振って、自由に行き来しています。日本の親戚が集まった時のような、長男がどうのとか、しきたりがどうのという堅苦しさが全くありません。ほどなく食事の開始!「え?今までのは何?これから本番?嘘・・・今から食べるの?」と目が点になる中、各自お皿を持って食事を取り、席について行きます。ズラリとテーブルに着席した眺めは壮観。とても全員を1枚の写真に収めることは不可能です。(笑)自家製の料理や、各自が家で作って来た料理を持ち寄って来ているのですが、料理の美味さはホテル並み。ケーキやパイは店では買えないくらいの美味しさです。全員がカトリックのクリスチャンということで、全員が席についたところで、8人兄弟のお母さんが食前のお祈り。4代に渡る世代が集合するパーティも、なかなかありません。皆さん、とても楽しそうに話をしながら食事をします。



皆さんに知っておいて欲しいのですが、お年寄りは私たちの知らないことも知っているし、その家族の長です。その人をリスペクトしているかどうかは、皆が見ています。その方とどういう話をするかで、その後、他の人々の対応が変わります。私はこのパーティの家族の中の長であるご夫妻をもう知っていましたので、「また会えて嬉しいです」と挨拶してから、古き良き時代の映画や音楽の話をしましたが、「君の方が、息子より詳しいじゃないか」と笑いながら、ついつい長話になりました。こうなると他のメンバー達も楽しく語りかけてくれるようになります。

次に子供達に好かれることも大切。自分の子供に話しかけない人を、親としてどう思うかです。得てして独身の人にはこの気持ちが分かりにくいと思いますが、子供はきちんと親の前でお世辞ではなく、いいところを褒めましょう。子供にも好かれて親にも好印象を持たれ、しかも嘘をつかないでいいなら、とてもいいことです。アメリカ人ばかり、しかも家族オンリーの中に日本人がいたら、見ていないようで気に掛けるのが当たり前。人としてきちんとした振る舞いをしていたら、問題なく受け入れてもらえます。しかし、もしそういうことを忘れると、英語だけが堪能でも絶対に受け入れてもらえません。

次にあなたの存在をアピールすることも大切です。自分に何が出来るのか。それを見せるのもOKです。私はこの日、「皆さんは身体が大きくて腕も太い。でも私を倒せますか?私は格闘技が得意です。」と挑発。(笑)首筋に「力」という文字のタトゥーを入れている人もいたので、ちょっと積極的に出たのですが、案の定、「いくら優れていても、ユーは我々より小さいだろう?」と言いながら大きなゼスチャーをした瞬間、関節を極めて、「動けますか?」と。はい、これでこっちのペース。手品を見たような気分になってくれるからです。(笑)私は25セント硬貨のステイトコイン(表が州ごとのデザイン)を集めているのですが、アイダホとアリゾナ州の2枚が無いのです。そこでこの席で「誰かこの2枚を持っていませんか?」と尋ねたら、皆が財布を見てくれたり、自動車の中に放置してあるコインまで探しに行ってくれて、アイダホ州のコインが見つかりました。翌日には「アリゾナ州のコインがあった」という電話をくれ、2日後には郵便でコインが到着してコレクションが完成。送ってくれたのは、私に関節を極められたケイトのお兄さんの「力」エドでした。

みんなアルコールも多少入り、お腹も膨れたところで(アメリカ人はまだ食べる・・)イースターの子供達のお楽しみ、エッグハントの時間です。大人達がエッグを庭(家の周囲グルリなので広い)に隠し、それを子供達が見付けるというもの。中身はキャンディやチョコもあれば、お金もあります!そして誰は何色のエッグを見つけなさいというルールがあるので、他の色を見つけても自分のものにはなりません。この卵はイースター・バニーというウサギが隠すという伝承があるのですが、イタリアでの生活の長い家族の1人が、フランスやイタリアでは教会の鐘が運んでくることになっているということを教えてくれました。本当はこのハンティングは午前中に行うものらいしいのですが、この日は午後でした。



フェアだな~と思ったのが、この隠し方が上手い。意地悪に見つかり難いところには置かない。簡単に見つかりそうで見つからない所に隠すのです。「これ隠すのも難しいでしょう?」と言うと、「見つけるより簡単だよ!」とのご返事。そうは言うものの、結構大人も隠すのに苦労しています。ユニークな所に隠しているし、子供達が多いので、隠す数も結構あります。「今からエッグを隠すから、子供達を森の中に連れて行って遊んでやってくれないか?」そう頼まれて、私はboys&girlsを森の中へ連れて行き、遊んでいました。20分は経過してから、やっと「お~い、みんな帰って来いよ~」という声が家の方から。みんな脱兎のごとく家の方へ走り出します。エッグハントのスタートです。結構子供達は真面目に探します。なかなか可愛いじゃないかと思える光景。お父さん達に、「みんなも子供の時にやったの?」と訊くと、「もちろん」との回答。小さな子供は卵を見つけただけで喜びますが、大きな子供は中身を見てから。

今回ステイに来ていた会員のTさんは「英語がもっと出来たら、このパーティがもっと楽しめるのに・・」と、今後の英語の勉強を決意していました。そうです。ちゃんと勉強することと、友情を作っておくことがどれだけ重要か分かってくれたら嬉しいです。本当は弊社では、入会したら、何よりも先にまず最初にホームステイをしてもらい、自分の英語能力やコミュニケーション能力、文化の知識の無さを実感してもらいたいのです。そうすれば皆が、「本当に勉強したい!」と心から願い、勉強の継続が容易になる。そしてまたステイに行く。そしてその経験を自分の子供の教育に生かす。もしくは自分の人生の糧にする。それを1日も早く実現したいと考えています。少々自分の英語に自信があっても、自分がアメリカで受け入れられる人間であるかどうかを、ぜひ知ってもらいたいのです。何が自分に欠けているかを発見して欲しいのです。

エッグハントは、これで終わりではありません。今度は子供達がエッグの代わりに、ウイスキーやジュースのミニボトルを何十本も隠し、大人がそれを探すと言うイベントの始まり。みんな真剣。「俺達も真剣にやらないと、子供達が楽しくないだろ?こういう伝統は大切だからな。それに結構昔を思い出して楽しいよ」と。ちなみに私は6本見つけ、「上手いな~」と言われたので、「ゴルフでロストボールを探すのと同じ」と答えると受けました。しかし、名人は10本くらい見つけて袋にいれて持っています。「あんた、そこまで真剣に探すか?」と。(笑)

こうしてどんどん時間は経って行くのですが、驚くのは彼らのチームワーク。特に男性。食事を終えたお皿を片づけるのは男性の仕事。これは女性達が料理を作ってくれているので、そのお返しみたいなものですが、この家が散らからないように、少しづつ部屋をいつものように戻して行くのです。それも皆が片づけをしていると分からないように、さり気なく。40人以上が食事をした部屋を、時間の経過と共にご覧下さい。



このように綺麗にいつの間にか、部屋が元通りに戻って行く・・・こういう真似は日本人には出来ない。パーティ慣れしたアメリカ人ならではの行動ですね。感心しました。パーティも楽しかったのですが、こういうところに私は感動を覚えました。そろそろみんなが帰って行く時間が近づいて来ます。皆さん各地から集まって来ています。みんながご近所というわけではありません。車で3~4時間のドライブという人はざらです。普段はイタリアに住んでいるという人までいます。別れを惜しむ時間は・・・やっぱり長いですよね。写真を撮ったり、ハグにキス。言葉を掛けあっていると、他の人が入って来て、また話に花が咲いて。(笑)おおよそ30分。次にみんなが会うのは独立記念日なのか、感謝祭なのか・・・。でも家族が誰も欠けることなく集まるパーティは、素晴らしい時間でした。

イースターの朝には、親が子供達にイースターのプレゼントをするのですが、私もテリー&リサ夫婦から頂きました。数日前からカードマジックを習っていたのですが、トランプも私の大好きなドリンクも入っていて嬉しかった。Tさんには、何気なく彼女が「こういうものが欲しいけど、どこで売っていますか?」と質問していたものがプレゼントされていて、Tさんはその気配りに驚いていました。しかし私はTさんが前日、ステイ先の家の娘さんのケリーさんの為に作っていた折り紙のプレゼントに驚きました。小さな小さな折り紙は、ホストファミリーから喜ばれていました。350mlの缶と比較してみて下さい。



弊社代表、アメリカ公立中学で授業を担当!

Mar.24, 2010

3月21日より、ランドマーク・ポストのアメリカ人メンバーとの親交を深めるために、弊社代表が渡米。連日いろんなイベントに招待されている模様は、代表のブログでも紹介されていますが、この度、アメリカの公立中学で、アメリカ人に対しての英語による授業を担当しました。中学3年の授業を1時間受け持ったのです。通常こういうことは、時間を掛けて、多くの書類を作成、それが通って初めて実現するというのはアメリカも日本も同じです。特にアメリカではセキュリティが高いので、部外者が学校内に入ることは容易に出来ません。ですから今回は異例というか、代表個人が評価されての授業実現でした。ではその時の様子を、代表のレポートから抜粋してみましょう。

3月24日の当日、まずはこちらの先生とご挨拶。担任の先生は、フランス語を教えている先生で、マダム・ウッズ先生。「お会い出来て光栄です」とお互いにご挨拶。簡単な自己紹介をして、「子供の英語はスラングも多いし、早口なので困ったら助けて下さいね。」と、助け舟を予めお願いしておきました。まずは日本の場所。地図をホワイトボードに広げて、日本の場所から説明。これ、案外知られていません。「JAPAN」という名前は知っていても、どんな国でどこにあるかは超マイナーなのです。ここでいきなり質問が飛んで来ました。「日本語は難しいと聞きましたが、どうして難しいのですか?」。



誰がそんなことを教えて行ったのは知りませんが事実なので、「日本語はまず読み書きするのに、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットの4種類を基本的に使うこと。表意文字と表音文字が混ざっていることなどを話し、次に話す聞くについては、アメリカでも地域によって発音や使われる言葉が違うように、狭い国土の日本でも、都道府県に分かれている為、方言というものが存在し、みなさんがマスターするのは簡単ではない。」ということを話しました。だから「標準語をマスターしても、日本語には難しいことが多い。私を表すのは英語では“I”1つですが、日本語には無数にある」。当たり前の話ですが、これを全部通訳なしの英語で、台本無しのぶっつけ本番で行うのですから冷や汗ものです。

次に、日本の漢字は表音文字であることを説明し、どんな成り立ちかを「山」や「川」という漢字を使って説明。「手偏」であるとか「さんずい偏」の意味も説明し、漢字を読み書き出来なくても、ある程度慣れれば意味が分かるとレッスン。具体的に文字を書いて教えると面白いものなのか、受けは上々。ここで私が発明したての「アメリカン字」を紹介することに。「みなさん、もし漢字がアルファベットで書くことが出来れば、皆さんも簡単に読み書き出来ますよね。残念ながらそんなことは不可能なのですが、ほんの少しだけならそれが出来ます。この文字を見て下さい。」そう話して、“道”という文字を書き、「この文字は“ROAD”と言う意味を持っています。このアルファベット4つを使って、誰かこの“道”という文字を書くことに挑戦しませんか?」と問うと、さすがアメリカ人、手がすぐに挙がります。

みんな面白い文字を書いてくれて、見ている方も楽しくなって来ます。残念ながら正解者はいなかったので答えを書いたら、みんなびっくり仰天!とてもいいリアクションでした。

この後、「メールでどんどん世界の人達と意見を交換して欲しい。アメリカは素晴らしい国だし、私も大好きだけど、いつまでも世界に君臨出来るとは限りません。いろんな国の人と交流することは最高に楽しい。私が実はここにいるのも、偶然私がコンピュータの発明者であるエッカート博士のご家族と、メール交換からスタートして家族同然になれたからなのです。そして私は自分の会社、“ランドマーク・ポスト”を作ったのです。メール1つでも面白い文化の差が分かります。皆さんの使っている例えば顔文字。面白くありません。日本人はもっと面白い顔文字を使っています。」と日本の顔文字を紹介。皆これにも大喜び。日本人の芸の細かさに、驚きの連続です。

ちょっと一休みしようかと思った私に、今度はアメリカ人から質問が。「あなたは格闘技に詳しいと聞いていますが、最強の格闘技は何だと思いますか?」というもの。「何が最強かは分かりません。なぜなら例えばボクシングは“KING OF SPORT”と言われます。ボクシングはパンチしか使ってはいけないという制限を加えたことによって、いろいろな高度なパンチの打ち方や防御が発達しました。ルールで規制することによって、テクニックが高度に進化します。これがスポーツです。だからどのスポーツが最強かは比べられないのです。ルールを全く無視して、喧嘩世界一を決めるなら可能ですね。」と話すと、「テッコンドーが最強だ!」という子供が出て来ました。「テッコンドーは素晴らしい格闘技です。でも足技が中心で、ポイントを争うので、踵落としなど、 アクションの大きな技をお互いに繰り出します。もし当たらなければお互いに倒れますが、試合はストップして、もう1度両者立ちあがり再開しますが、これが実戦なら蹴りが外れて倒れた瞬間に、バックを取られたりして致命的になります。だから最強とは言えません。どのスポーツにも長所と短所があります」。こう話すと、納得してくれたのですが、1人だけ「僕のお父さんはテッコンドーの道場を経営していて、世界一だと言っている」と引きません。そこで仕方が無いので、「スポーツは勝つか負けるかの世界。だからオリンピックは英語で“オリンピック・ゲーム”と言います。ゲームだからフェアに行う必要があり、その為に体重別にしています。では、もし戦争で殺し合いになったり、街で襲われた時に、体重が違うから止めてくれと頼めますか?答えはノーです。私が学んだものは武道です。武道は勝つか負けるかではありません。生きるか死ぬかです。従ってそこに、体重別だとか、ルールであるとか、そういうものは何も存在しません。だから何が最強かという議論に意味はありません。私はそう考えます」。ここまで説明して困っていると、担任の先生が「これ以上は授業で教えるような内容ではないので、失礼な質問はしないように」と、注意してくれて終わりになりました。これ全部英語での会話です。本当に参りました。 そして最後に、私の作った音楽を披露して、みんなが大喜びしたところで記念撮影をして、授業は終わりになりました。



この日1番の収穫は、実は私の長年の疑問が解けたことです。その疑問というのは、アメリカ映画で、休み時間に大勢の生徒がノートなどを抱えて廊下を歩いているシーンです。どうして休み時間にウロウロ大勢の生徒がしているのか?教室の前にはロッカーもあるのに・・・。私は学生時代に裕福ではなかったので、留学経験もなく分からないままでした。(だから今、そういう応援をしようと会社を作ったのです。)このロッカーは何も自分の教室の前にあるとは限らないのです。実は。そして、日本では自分の教室が決まっていて、理科室などを使う理科などは別として、科目別に先生が違っても、先生がその自分の教室に来てくれます。しかしアメリカでは生徒が科目ごとに教室を移動するのです。英語室(国語)、数学室と科目別に教室を移動します。その大移動が映画で、ノートなどを抱えて皆が歩くシーンだったのです。そしてもう1つ面白かったのは、教室のドアには最優秀と優秀な生徒の名前が貼り出され、その生徒のロッカーには星のマークが貼られているのです。



競争がどうのこうの、運動会で1位や2位を無くそうという日本とエライ違いで、中学が十分競争社会なのです。いいか悪いかは別として、これではアメリカ人と日本人の若者に差が出来ても仕方がないと思いました。この後、実はプライベートの(私立の)カトリック系の小学校にも招待されて、案内してもらいましたが、廊下に貼りだされている絵や、いろんなものがユニークで、私も子供の親として学校には足を運びましたが、日本とはユニークさが違いました。とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。




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