アメリカからイースター・レポート!

Apr.10, 2010

4月4日の日曜、この日はイースター。クリスマスに次ぐ、年間2番目のアメリカのビッグ・イベントです。写真に登場する人達は、みんなランドマーク・ポストのアメリカ人パートナーです。特にテリーやリサ、ケリーのパートナーの方はよく見て下さいね。彼らはこういう一面も持っています。教会の重要なサービスを家族全員で担っているのです。ミサというと堅苦しく感じる人も多いでしょうが、アメリカの神父さんは、ジョークも言いながら進行します。皆さんもホームステイか何かの折には、一度教会に行くといいでしょう。なぜなら私は、アメリカでは信仰心が、犯罪を行う一歩手前の最後の抑制になっていると思うからです。 私の友人、エッカート博士の愛娘ローラも、毎週火曜日には凶悪犯を収容している刑務所に私の友人テリーと一緒に信仰を説きに通っていますし、日曜日の夜は子供達のスクールを受け持っています。

この日私はリサのお姉さんのケイトの家での、イースターのパーティに招待されました。ケイト家はニューハンプシャー州。この日集合するのは、リサの8人の兄弟、それぞれの伴侶と、彼女達のご両親。そして子供達!何と全員で40人を超える数です。

沢山の人が既に到着して、歓談したり、庭を散歩したり、料理をしていたりします。広くて綺麗な庭には、カウンターバーもあり、好きなドリンクを飲み、軽い食事をしています。ここでリサやケイトと一緒に集まった人達に順番に挨拶するのですが、新しく紹介してくれた人達は覚えられる数の限界を超えています。毎回人数が増えるし、しかも顔も似ているし。(笑)

1番驚いたことは、1人残らず笑顔であること。楽しい話ばかり。子ども同士、お互いに再会を喜ぶように楽しく遊んで、大人の手を全くわずらわせることがありません。ペットの犬まで尻尾を振って、自由に行き来しています。ほどなく食事の開始!「え?今までのは何?これから本番?嘘・・・今から食べるの?」と目が点になる中、各自お皿を持って食事を取り、席について行きます。

ズラリとテーブルに着席した眺めは壮観。とても全員を1枚の写真に収めることは不可能です。各自が家で作って来た料理を持ち寄っているのですが、料理の美味さはホテル並み。ケーキやパイは店では買えない美味しさです。全員がカトリックのクリスチャンなので、8人兄弟のお母さんが食前のお祈り。4世代が集合するパーティもなかなかありません。皆さん、とても楽しそうに話をしながら食事をします。

皆さんに知っておいて欲しいのですが、お年寄りは私たちの知らないことも知っているし、その家族の長です。その人をリスペクトしているかどうかは、皆が見ています。私はご夫妻とは既に顔見知りでしたので、「また会えて嬉しいです」と挨拶してから、古き良き時代の映画や音楽の話をしましたが、「君の方が、息子より詳しいじゃないか」と笑われながら、ついつい長話になりました。こうなると他のメンバー達も楽しく語りかけてくれるようになります。 また、子どもはきちんと親の前で、お世辞ではなくいいところを褒めましょう。子どもにも親にも好印象を持たれます。しらじらしいお世辞はいりません。アメリカ人ばかり、しかも家族オンリーの中に日本人がいたら、見ていないようで気に掛けるのが当たり前。人としてきちんとした振る舞いをしていたら、問題なく受け入れてもらえます。

次にあなたの存在をアピールすることも大切です。自分に何が出来るのか。それを見せるのもOKです。私はこの日、「皆さんは身体が大きくて腕も太い。でも私を倒せますか?私は格闘技が得意です。」と挑発。(笑)首筋に「力」という文字のタトゥーを入れている人もいたので、ちょっと積極的に出たのですが、案の定、「いくら優れていても、ユーは我々より小さいだろう?」と言いながら大きなゼスチャーをした瞬間、関節を極めて、「動けますか?」と。はい、これでこっちのペース。手品を見たような気分になってくれるからです。(笑)私は25セント硬貨のステイトコイン(表が州ごとのデザイン)を集めているのですが、アイダホとアリゾナ州の2枚が無いのです。 そこでこの席で「誰かこの2枚を持っていませんか?」と尋ねたら、皆が財布を見てくれたり、自動車の中に放置してあるコインまで探しに行ってくれて、アイダホ州のコインが見つかりました。翌日には「アリゾナ州のコインがあった」という電話をくれ、2日後には郵便でコインが到着してコレクションが完成。送ってくれたのは、私に関節を極められたケイトのお兄さんの「力」エドでした。

イースターの子ども達のお楽しみ、エッグハントの時間です。大人達がエッグを庭に隠し、それを子ども達が見付けるというもの。中身はキャンディやチョコもあれば、お金もあります!そして誰は何色のエッグを見つけなさいというルールがあるので、他の色を見つけても自分のものにはなりません。この卵はイースター・バニーというウサギが隠すという伝承があるのですが、イタリアでの生活の長い家族の1人が、フランスやイタリアでは教会の鐘が運んでくることになっているということを教えてくれました。

フェアだな〜と思ったのが、この隠し方が上手い。意地悪に見つかり難いところには置かない。簡単に見つかりそうで見つからない所に隠すのです。「これ隠すのも難しいでしょう?」と言うと、「見つけるより簡単だよ!」とのご返事。「今からエッグを隠すから、子ども達を森の中に連れて行って遊んでやってくれないか?」そう頼まれて、私はboys&girlsを森の中へ連れて行き、遊んでいました。20分は経過してから、やっと「お〜い、みんな帰って来いよ〜」という声が家の方から。みんな脱兎のごとく家の方へ走り出します。エッグハントのスタートです。結構子ども達は真面目に探します。なかなか可愛いじゃないかと思える光景。お父さん達に、「みんなも子どもの時にやったの?」と訊くと、「もちろん」との回答。小さな子どもは卵を見つけただけで喜びますが、大きな子どもは中身を見てから。

今回ステイに来ていた会員のTさんは「英語がもっと出来たら、このパーティがもっと楽しめるのに・・」と、今後の英語の勉強を決意していました。そうです。ちゃんと勉強することと、友情を作っておくことがどれだけ重要か分かってくれたら嬉しいです。

エッグハントは、これで終わりではありません。今度は子ども達がエッグの代わりに、ウイスキーやジュースのミニボトルを何十本も隠し、大人がそれを探すと言うイベントの始まり。みんな真剣。「俺達も真剣にやらないと、子ども達が楽しくないだろ?こういう伝統は大切だからな。それに結構昔を思い出して楽しいよ」と。ちなみに私は6本見つけ、「上手いな〜」と言われたので、「ゴルフでロストボールを探すのと同じ」と答えると受けました。しかし、名人は10本くらい見つけて袋にいれて持っています。「あんた、そこまで真剣に探すか?」と。(笑)

こうしてどんどん時間は経って行くのですが、驚くのは彼らのチームワーク。特に男性。食事を終えたお皿を片づけるのは男性の仕事。これは女性達が料理を作ってくれているので、そのお返しみたいなものですが、この家が散らからないように、少しずつ部屋をいつものように戻して行くのです。それも皆が片づけをしていると分からないように、さり気なく。40人以上が食事をした部屋を、時間の経過と共にご覧下さい。









このように綺麗にいつの間にか、部屋が元通りに戻って行く・・・これはパーティ慣れしたアメリカ人ならではの行動ですね。パーティも楽しかったのですが、こういうところに私は感動を覚えました。そろそろみんなが帰って行く時間が近づいて来ます。皆さん各地から集まって来ています。みんながご近所というわけではありません。車で3〜4時間のドライブという人はざらです。普段はイタリアに住んでいるという人までいます。別れを惜しむ時間は・・・やっぱり長いですよね。写真を撮ったり、ハグにキス。言葉を掛けあっていると、他の人が入って来て、また話に花が咲いて。(笑)おおよそ30分。次にみんなが会うのは独立記念日なのか、感謝祭なのか・・・。でも家族が誰も欠けることなく集まるパーティは、素晴らしい時間でした。

イースターの朝には、親が子供達にイースターのプレゼントをするのですが、私もテリー&リサ夫婦から頂きました。数日前からカードマジックを習っていたのですが、トランプも私の大好きなドリンクも入っていて嬉しかった。Tさんには、何気なく彼女が「こういうものが欲しいけど、どこで売っていますか?」と質問していたものがプレゼントされていて、Tさんはその気配りに驚いていました。しかし私はTさんが前日、ステイ先の家の娘さんのケリーさんの為に作っていた折り紙のプレゼントに驚きました。小さな小さな折り紙は、ホストファミリーから喜ばれていました。350mlの缶と比較してみて下さい。


「NEXT PAGE」

「クラブニュース一覧」へ