当社代表、アメリカ公立中学で授業を担当!

Mar.24, 2010

3月21日より、ランドマーク・ポストのアメリカ人メンバーとの親交を深めるために、当社代表が渡米。連日いろんなイベントに招待されている模様は、代表のブログでも紹介されていますが、この度、アメリカの公立中学で、アメリカ人に対しての英語による授業を担当しました。中学3年の授業を1時間受け持ったのです。通常こういうことは、時間を掛けて、多くの書類を作成、それが通って初めて実現するというのはアメリカも日本も同じです。特にアメリカではセキュリティが高いので、部外者が学校内に入ることは容易に出来ません。ですから今回は異例というか、代表個人が評価されての授業実現でした。ではその時の様子を、代表のレポートから抜粋してみましょう。

3月24日の当日、まずはこちらの先生とご挨拶。担任の先生は、フランス語を教えている先生で、マダム・ウッズ先生。「お会い出来て光栄です」とお互いにご挨拶。簡単な自己紹介をして、「子供の英語はスラングも多いし、早口なので困ったら助けて下さいね。」と、助け舟を予めお願いしておきました。まずは日本の場所。地図をホワイトボードに広げて、日本の場所から説明。これ、案外知られていません。「JAPAN」という名前は知っていても、どんな国でどこにあるかは超マイナーなのです。ここでいきなり質問が飛んで来ました。「日本語は難しいと聞きましたが、どうして難しいのですか?」。













誰がそんなことを教えて行ったのは知りませんが事実なので、「日本語はまず読み書きするのに、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットの4種類を基本的に使うこと。表意文字と表音文字が混ざっていることなどを話し、次に話す聞くについては、アメリカでも地域によって発音や使われる言葉が違うように、狭い国土の日本でも、都道府県に分かれている為、方言というものが存在し、みなさんがマスターするのは簡単ではない。」ということを話しました。だから「標準語をマスターしても、日本語には難しいことが多い。私を表すのは英語では“I”1つですが、日本語には無数にある」。当たり前の話ですが、これを全部通訳なしの英語で、台本無しのぶっつけ本番で行うのですから冷や汗ものです。

次に、日本の漢字は表音文字であることを説明し、どんな成り立ちかを「山」や「川」という漢字を使って説明。「手偏」であるとか「さんずい偏」の意味も説明し、漢字を読み書き出来なくても、ある程度慣れれば意味が分かるとレッスン。具体的に文字を書いて教えると面白いものなのか、受けは上々。ここで私が発明したての「アメリカン字」を紹介することに。「みなさん、もし漢字がアルファベットで書くことが出来れば、皆さんも簡単に読み書き出来ますよね。残念ながらそんなことは不可能なのですが、ほんの少しだけならそれが出来ます。この文字を見て下さい。」そう話して、“道”という文字を書き、「この文字は“ROAD”と言う意味を持っています。このアルファベット4つを使って、誰かこの“道”という文字を書くことに挑戦しませんか?」と問うと、さすがアメリカ人、手がすぐに挙がります。 みんな面白い文字を書いてくれて、見ている方も楽しくなって来ます。残念ながら正解者はいなかったので答えを書いたら、みんなびっくり仰天!とてもいいリアクションでした。

この後、「メールでどんどん世界の人達と意見を交換して欲しい。アメリカは素晴らしい国だし、私も大好きだけど、いつまでも世界に君臨出来るとは限りません。いろんな国の人と交流することは最高に楽しい。私が実はここにいるのも、偶然私がコンピュータの発明者であるエッカート博士のご家族と、メール交換からスタートして家族同然になれたからなのです。そして私は自分の会社、“ランドマーク・ポスト”を作ったのです。メール1つでも面白い文化の差が分かります。皆さんの使っている例えば顔文字。面白くありません。日本人はもっと面白い顔文字を使っています。」と日本の顔文字を紹介。皆これにも大喜び。日本人の芸の細かさに、驚きの連続です。

ちょっと一休みしようかと思った私に、今度はアメリカ人から質問が。「あなたは格闘技に詳しいと聞いていますが、最強の格闘技は何だと思いますか?」というもの。「何が最強かは分かりません。なぜなら例えばボクシングは“KING OF SPORT”と言われます。ボクシングはパンチしか使ってはいけないという制限を加えたことによって、いろいろな高度なパンチの打ち方や防御が発達しました。ルールで規制することによって、テクニックが高度に進化します。これがスポーツです。だからどのスポーツが最強かは比べられないのです。ルールを全く無視して、喧嘩世界一を決めるなら可能ですね。」と話すと、「テッコンドーが最強だ!」という子供が出て来ました。「テッコンドーは素晴らしい格闘技です。でも足技が中心で、ポイントを争うので、踵落としなど、 アクションの大きな技をお互いに繰り出します。もし当たらなければお互いに倒れますが、試合はストップして、もう1度両者立ちあがり再開しますが、これが実戦なら蹴りが外れて倒れた瞬間に、バックを取られたりして致命的になります。だから最強とは言えません。どのスポーツにも長所と短所があります」。こう話すと、納得してくれたのですが、1人だけ「僕のお父さんはテッコンドーの道場を経営していて、世界一だと言っている」と引きません。そこで仕方が無いので、「スポーツは勝つか負けるかの世界。だからオリンピックは英語で“オリンピック・ゲーム”と言います。ゲームだからフェアに行う必要があり、その為に体重別にしています。では、もし戦争で殺し合いになったり、街で襲われた時に、体重が違うから止めてくれと頼めますか?答えはノーです。私が学んだものは武道です。武道は勝つか負けるかではありません。生きるか死ぬかです。従ってそこに、体重別だとか、ルールであるとか、そういうものは何も存在しません。だから何が最強かという議論に意味はありません。私はそう考えます」。ここまで説明して困っていると、担任の先生が「これ以上は授業で教えるような内容ではないので、失礼な質問はしないように」と、注意してくれて終わりになりました。これ全部英語での会話です。本当に参りました。 そして最後に、私の作った音楽を披露して、みんなが大喜びしたところで記念撮影をして、授業は終わりになりました。

この日1番の収穫は、実は私の長年の疑問が解けたことです。その疑問というのは、アメリカ映画で、休み時間に大勢の生徒がノートなどを抱えて廊下を歩いているシーンです。どうして休み時間にウロウロ大勢の生徒がしているのか?教室の前にはロッカーもあるのに・・・。私は学生時代に裕福ではなかったので、留学経験もなく分からないままでした。(だから今、そういう応援をしようと会社を作ったのです。)このロッカーは何も自分の教室の前にあるとは限らないのです。実は。そして、日本では自分の教室が決まっていて、理科室などを使う理科などは別として、科目別に先生が違っても、先生がその自分の教室に来てくれます。しかしアメリカでは生徒が科目ごとに教室を移動するのです。英語室(国語)、数学室と科目別に教室を移動します。その大移動が映画で、ノートなどを抱えて皆が歩くシーンだったのです。そしてもう1つ面白かったのは、教室のドアには最優秀と優秀な生徒の名前が貼り出され、その生徒のロッカーには星のマークが貼られているのです。

競争がどうのこうの、運動会で1位や2位を無くそうという日本とエライ違いで、中学が十分競争社会なのです。いいか悪いかは別として、これではアメリカ人と日本人の若者に差が出来ても仕方がないと思いました。この後、実はプライベートの(私立の)カトリック系の小学校にも招待されて、案内してもらいましたが、廊下に貼りだされている絵や、いろんなものがユニークで、私も子供の親として学校には足を運びましたが、日本とはユニークさが違いました。とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。


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