知っていますか?
失敗しない英会話スクール選び!
英語は1日10分でもいい!英文メールの書き方!
私達は毎日、英語に囲まれて生活しています。「朝はコーヒーを飲み、テレビを見ながら、トーストを食べる。会社に着けばミーティングに入り、新しいプロジェクトについてディスカッション。いつも予定よりロングランになり、ランチタイムもロクに取れない」。
さて、この日本文を英語にするとなると、これだけ多くの英語が含まれているにも関わらず、頭を抱え込むのではないでしょうか。でもここで、そう気分を重くしては駄目。ここに出ている英語以外の日本語を、あなたの知っている範囲の英語に置き換えるだけでいいのです。それを飛ばして、いきなり英語の世界に入ろうなどと、大それたことを考えてしまうから、ほとんどの日本人が英会話を難しい勉強にしてしまい、挫折してしまうのです。
そういう方法からスタートすれば、単語や文法を覚えることに頭をフル回転させ、エネルギーを使う必要はありません。ただ、英語の世界を少しづつ、かじって行けばいいのですから、大きな負担にはならないと思います。最初のうちはトンチンカンでもいいのです。少なくともスタートした最初の間は。1番悪いのは、最初から全力で取り組み、1日で玉砕するというパターンです。(笑)
徐々に英語を読み、書き、聞いていく間に場数を踏んで行く中で、あなたの頭は、自然と英語に即応できるような構造に変化していくのです。そのためには、毎日少しづつでいいので、英語の世界に触れるようにすることなのです。私はそういう意味では、この10年間は、毎日英語に触れて来ました。洋楽を聴く、洋画を字幕で見るなども入れれば、中学以降、おそらく英語に触れなかった日はないと思います。毎日何かしら洋楽の鼻歌を歌っているのですから。
英語に限らず語学というものは、毎日の積み重ねが1番大切です。1週間みっちり合宿でもして、英語漬けにしたとしても、翌週全く英語に接しなければ、もとのもくあみです。それまでの努力が無駄になるのです。私の武道の稽古でもそうです。1日あたりの練習の量は大したものではありません。しかし、もし1日練習を休むと、それを取り返すには3日間かかるのです。例え、少ない時間であっても、毎日雨が降ろうが雪が降ろうが、矢が降ろうが、必ず身体を動かしておくことが大切なのです。
英語の場合も同じです。「積み重ね」とか「繰り返し」と言うと、皆さんつい「1日に1時間くらいはやらないと・・・」と考えてしまいます。そう考えてしまうと、気が重くなり、「じゃあ、また明日にしよう」と思ったり、「またの機会にしよう」と、もっと先送りにしてしまいます。そこで私は言いたいのです。「積み重ね」と言っても、それは「1日に10分」でいいということです。あなたが“英語で考える10分”という時間は、アメリカ人が2時間くらい考え事をすることに匹敵するからです。それも「さあ、英語で考えるぞ」と、意を決するような必要もありません。「今日は暑い」と思ったら、それを英語で口に出して言えばいいのです。“It is hot today.”“How hot it is today!”“What a hot day!”と、いろいろ思い浮かぶでしょう。テレビを見ていて面白いと思ったら、“It is an interesting program.”という具合です。
このように思いついたことを英語で考え、言うトレーニングを1日10分。それで英語が口から出て来るようになります。ただし毎日です。しかし1日10分だけでいいのです。もしそれでも難しいと思うなら、「今日は暑い」なら、“Today, hot.”と言えばそれでいいのです。アメリカ人にそう言ったからと言って、アメリカ人は絶対に首をかしげたりしません。“I think so.”という答えが返ってくるかも知れませんし、“Yeah, I’m boiling.”とか、“It’s hotter than blue blazes.”などと返事をして来るかも知れません。そうです!あなたの英語はとにかく立派に通じたのです!
教科書にごたいそうに書かれているルールに縛られてしまうと、英語はいつまで経っても上達しないということです。私が「ランドマーク・ポスト・クラブ」で、プラン84という、メールに制限を設けないコースを薦めるのは、こういう理由からです。アメリカ人と文通する。私は英語はまだまだだから無理と思っていると、永久に英語は話せないし、友達も出来ません。この10分に考えた事を、メールに書けばいいのです。
テレビで映画を見ていたら、例えばそれがブラピの映画で、あなたが彼を好きなら、“I watched movie. I love Brapid. Do you know he ? ”と書けばいいのです。Movieの前にtheを忘れても、帰って来た返事に、the movie とあれば、theがいるんだと気がつけばいいのです。himがheになっていても構わないのです。“Brapid ? Do you want to talk about Brad Pitt ?”と書いて来ますよ。これでブラピの綴りも分かります。それが分からないようなアメリカ人を、私は紹介しません。そしてI love his movies so much, “A River Runs Through It”, “Meet Joe Black” and “Ocean's Eleven”. But I hate “Seven”.と書かれていれば、自分の趣味と相手の趣味を比べ、どうしてそれが嫌いなのか?何が1番好きなのかを聞けばいい。10分ですよ。いいですか?“Why you hate Seven ? Best movie you tell me ?”これで通じます。綺麗に書こうと大それたことを考えないこと。
何よりも英語が通じる。アメリカ人とコミュニケーションが取れるのです。それが楽しいから、もっと上手に言いたい!という気持ちが出て来て、英語が好きになるのです!もしあなたが失恋したら・・“I am sad. Tear from eyes.”と書けばいいのです。TearsかTearかと悩まなくていいのです!相手は“Why do you feel sad ? Lost money ? Lost love? Did your dog die ? ”と聞いて来ます。そうやって相手がどういう人だろうかと、相手のことを考えながら話をしていくと、相手に対して真剣になり、気持ちが通じて友人に知らない間になって行きます。
そういう経験をせずに、TOEICを何点取ろうが、英検を取ろうが、そのまま外国人と話す機会が無ければ、英語に何の意味があるのでしょう?私はむなしいと思います。英語を身に付ければ情報を手に出来ます。しかしそれよりも、人とコミュニケーションが出来ることの素晴らしさを、きっとあなたは知ると思います。恋をした時、相手があなたをどう思っているのだろうと悩みますよね。そして相手と気持が通じた時、とても嬉しいはずです。同じ事を経験しながら英語を学んで欲しいと私は思います。変に英語にかぶれて、「自称英語通」になってからでは、こういう方法が出来なくなります。頭でっかちになって、完璧に書かないと駄目だと思いこみ、それが上達の邪魔をすることがあるのです。いいですか?くれぐれも1日10分ですよ。(笑)
日常会話ってよく言うけれど・・日常会話ってどのレベル?
英語をマスターしたい、もしくはマスターしなくてはいけない状況に追い込まれている人にとって、その理由や目的はさまざまです。海外旅行が好きで英語が話せたら便利だなと思っている人、音楽や映画が好きで字幕なしで映画を見られるようになりたいと思っている人、身内に国際結婚した人がいるため英語で会話する機会が増えた人、たまたま好きになった相手が外国人だったという人・・・。こういった人に英語を教えるのは、さほど難しくありません。なぜなら彼らにあるのは純粋に“英語でコミュニケーションがとれるようになりたい”という思いだけだからです。
ところが、今年から会社が外資系企業に吸収されて上司が外国人になってしまった、管理職になるためにTOEIC700点以上必要で英語を勉強しなくてはならなくなった。エンジニアをしていて海外(アジアを含む)に出張し、現地の工場職員をトレーニングしたりプレゼンしたりする機会が増えた。研究職に就いていて国際学会で発表をしなくてはいけない・・・というような人たちに英語を教える場合、なかなかスムーズに行かないことがあります。それはなぜかというと、彼らは英語でコミュニケーションを取りたいわけではなく、ただ仕事で英語を使えるようになりたいだけだからです。
英語はコミュニケーションのツールのひとつなのです。人と人を結ぶのは、もちろん感情表現やその他さまざまな条件があると思いますが、なんといっても言葉が最も重要であることは疑う余地がありません。一目あったその日から、恋の花咲くこともある・・・なんて、言葉がわからなくても通じ合える場合もあるでしょうが、そんなことは滅多に起こるものではありません(笑)。それでは事は動き出さないのが普通です。互いに理解するためには共通の言葉が必要なのです。
けれども、往々にしてビジネスで英語が必要だという人に限って、この基本がわかっていないことが多い。とにかく「英語でプレゼンできればいいのだ」と思い込んでいるため、かえって遠回りしてしまう。たとえば、「こんな簡単な表現は必要ない、自分はIT関連の英語をやりたいのだ」とか、「エンジニアリング系のビジネス英語だけ教えてくれ」とか、そういう人が結構多いのです。はっきり言いますが、そういう考えを捨てない限り何年勉強したって英語をマスターすることなどできません。
この手の人は、ある程度学歴もあり知的レベルも高いため、プライドが邪魔をするのか、基本中の基本をもう一度おさらいすることに異常なまでに拒否感を持つことがあるように思います。単純な構文や慣用表現といったものを、「なぜこんなことをしなければならないのか」と思ってしまうわけです。そして、全員が全員口をそろえて言うのが、「自分は日常会話をやりたいわけではない、ビジネス英語を学びたいのだ」ということです。
あえて苦言を呈しますと、日常会話<ビジネス会話などではなく、むしろ逆です。日常会話>ビジネス会話なのです。ビジネス会話はある程度なんとかなるけれど、日常会話となると手も足も出ない、という人は日本人サラリーマンや技術者、下手をすると研究者などにもいますが、日常会話はできるけどビジネス会話はできない、という人はまずいません。ビジネス英語というのは、そこに使われる用語が特殊なだけであって、基本構文や慣用表現などは一般英語と変わらない。それがマスターできていないと、ただ専門用語をあげつらっただけの薄っぺらい内容になってしまうだけです。基本を押さえていないと、すぐにメッキははがれてしまうのです。
よく、研究者や医師などが海外の学会で論文を発表する時、「大変なのは論文発表やそれにまつわる質疑応答ではない。カンフェレンスが終わって、夜になってレセプションで近況報告をしたり、たわいもない雑談をするのが一番大変だ」というような話を聞きます。つまり、発表やディスカッションは大丈夫なのです。専門分野の話しかしないため、話題についていける。単語をつなぎ合わせれば、何となく言っていることが推測できる。けれども一歩専門外に出て普通の会話を始めると、もう何が何だかちんぷんかんぷん。会話の輪に入っていけず一人ぽつねんと壁ぎわに立って、ワインでも飲んでいるしかなくなってしまうわけです。
こういうレセプションや食事会というのは、専門家同志が情報交換をしたりする貴重な場でもあるのです。海外の研究者たちはみな普通に英語を話すため、積極的にネットワークづくりにはげみ、大いに収穫を得ますが日本人は違う。専門的な話題にしかついていけないために、つまらないやつというレッテルを張られかねない。実際は英語が話せないだけなのですけどね。もっとも、気の利いた会話、最近流行っている映画や舞台、話題の観光地などについて無知であったりするために、話に乗れないというのもあるでしょうけれど・・・。
ビジネス英語、ビジネス会話と日本人はやたらビジネスに特化したものを好む傾向がありますが、英語に関してはまずは一般会話を習得する努力をすべきです。よくタレントや有名人などがプロフィールに、特技は英語、日常会話程度と書いていたりしますが、日常会話ができるというのは、何も駅で乗り換えするのにどうすればいいか聞けたり、買い物ができたり、天気の話ができたり、自己紹介ができたりすることではありません。私は、日常会話ができるというのは、その言語で仲間内の噂話をスラスラとできるレベルだと思います。
よく考えてみてください。友人や恋人、職場の同僚・・・こういった身近な人たちと飲みに行った際に、誰かの噂話をするでしょう。そういった内容を英語で苦も無く言えれば、それはあなたが英語を日常会話程度なら話せると言ってかまわないレベルだと思います。ええと、ムカつくってなんて言うんだっけ・・・なんて立ち止まっている時点で日常会話など程遠いところにいるのです。ビジネス偏重主義のかたは、そこのところをもう一度よく考えてみる必要があるでしょう。
~こんなものいらない!~
世の中の日本人は、そのほとんど大部分が英語学習の初級者です。従ってみなさんを食い物にしようとする英語教室や教材は後を絶ちません。そこでズバリ英語学習者にとって、必要では無い・役に立たないものを、まず最初に上げておきましょう。勿論これはあくまでも私の独断と偏見です。全てを悪く言うつもりはありませんが、そういう悪いものが多いと言うのは、皆さんご承知だとおもいます。なのに、分かっていても「ひょっとしたら上手くなるかも」と、ドブにお金を捨てる人は仕方ありませんが、そうやって金儲けをする人達は好きではありませんので書いておきます。それなりに英語を学び、英語で生活することができる人の意見として、参考にして頂ければ幸いです。
◆一般的な英会話学校
1.やる気がある外国人講師は、ほんの一握りしかいません。語学の教師でもなく、ただ日本に住んでいる英語を話せる人に、何を期待するのですか?
2.外国人講師は英語を教えるのではなく、あなたのお喋りに付き合うだけです。喋れることと、教えることは全く違うことです。
3.英語の上達は期待しないで、話しをする場所と割り切ること。
4.あなたから積極的に聞かない限りは、外国人は皆さんのマチガイ英語を直してはくれません。だから教室に通っても、上達しないのです。
◆TOEIC,英検
受験英語になるだけで、スコアがどれだけ高くなっても、通用しません。英語学習の回り道になるだけですので、「英語を早く話したい人」は、TOEICや英検を目標にしたり、そのための教材を使って勉強しないことです。
◆市販の英語教本, CD教材
全てではありませんが、英語をしゃべれない人が作っているものが、いくつでもあります。そういうものの方が多い。だからそもそも間違いが多いので、気をつけて下さい。
◆短期留学
短期留学で語学は身に付きません。しかし、見分を広げる、思い出になる、自分の語学力を痛感するなど、得るものは多いので、体験旅行という位置づけで行かれることが良いと思います。いきなり行って、話せるようになるなどという業者に騙されないように。留学にはそれなりの準備が多く必要なのです。甘くはありません。
◆「こうして英語が上手くなった」系サイトを読むこと
「受検英語のテクニック」を書いていたり、ただ単語を並べてみたり・・。(覚える時はフレーズとして覚える方が効果的です。)ネット上のサイトには良質のものと粗悪なものがまじっています。自称「英語通」さんのサイトは読まない方が無難です。本人が本当の実力者なのかどうか分かりません。
◆メルマガを読むこと
ほとんどのメルマガは、どこかの教科書や何かのコピーです。一方的に読まされても何もなりません。系統だってレベルを上げて行く勉強にはならず、毎回行き当たりばったりです。
◆英語を「話せるようになりたい」と、夢ばかり追いかけて努力をしない人。継続して努力することが出来ない人は、まず99%駄目ですので、出来るだけ早くあきらめて下さい。
以上、まずここに書いたことは、本当に英語を「使いたい」と言う人は、止めて下さい。ただ単語を1つでも覚えたい。お金が余っているという人は、この限りではありません。
語学マスターの王道!
この記事を読んでいるみなさんは、英語(もしくは外国語)をマスターするコツといっても、そんなものは地道にやるしかないということも十分理解されていることでしょう。ネット広告などで“こうすれば必ず英語がマスターできる”とか、“聞くだけで口をついて英語が出てくるようになる”とかいった謳い文句を目にしますが、それらは非常にあてにならないものです。何もしなくても好きなだけ食べながら痩せられると宣伝されている、ダイエット食品と同じ。そんなものが本当に存在するなら、世の中に肥満と呼ばれる人たちはいなくなる。
語学マスターの王道とは何か。語学習得にとって、年齢というのは一つの大きなポイントです。語学は学問ではありません。スポーツや音楽と同じで、誰しも訓練によってある程度のところまでは習得できるものです。もちろん、語学を学問として研究する人もいます。Linguistics(言語学)がそれにあたります。しかし、Linguistは研究者であり、全てのLinguistが語学堪能というわけではありません。
スポーツや音楽を嗜んでいた人ならわかると思いますが、いつから始めるかによって、その上達度合いや結果は違ってきます。言語も同じで、耳で聞いて勝手にその音を理解するようになる、いわば赤ちゃんが言葉を覚えていくように外国語を習得するというのは年齢に限界があるのです。一般的に、その限界点は14歳(諸説ありますが、どの説でも高校生では遅すぎます。)だといわれています。
14歳くらいまでなら、母国語以外の言語であっても、ポンとその環境に放り込まれればいつしか耳が慣れ、そのうち勝手に話せるようになるのです。こういう人たちを帰国子女と呼びますが、彼らは別段勉強することもなく英単語を暗記することもなく、英語圏で生活しているうちに自然に言葉を覚えていったのです。まるで子供が母親から言葉を覚えるように。これを英語教授法ではDirect methodと言います。母国語による翻訳を介さずに外国語を習得する方法です。理解できるのです。その延長戦を狙った教授法がDirect methodで、聞いた言葉を一旦頭の中で母国語に訳すことなく学ぶというもの。ひたすら英語を聞き続ければそのうちわかるようになるという方法なのですが、これは残念ながら14歳を過ぎると効果は無くなります。すなわちすでに英語のインプットレベルがかなり高い大人であれば、多少の効果は見込める可能性はあるかも知れません。けれども、ほとんどの一般日本人(成人)はその範疇にいません。
落語の寿限無(じゅげむ)をご存知でしょうか。これは、小学校の国語の教科書に出てきます。子供の名前をつけるのに縁起の良い言葉を並べたてたらものすごく長くなってしまったというような滑稽噺です。その名前が、「寿限無、寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末食う寝る処に住む処 やぶら小路の藪柑子 パイポパイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」という長いものなのですが、いまだに私はこれを空で言えます。それは、まだ小さいころに覚えたからです。今覚えろと言われたらまず無理でしょう。覚えたところで簡単に忘れてしまうと思います。子供には、意味がわからなくても耳に入ってくるものを、勝手に覚えてしまうという能力があるのです。大人になるとそれは極めて難しくなる。だから、ただ英語を聞き流しているだけでリスニングが上がるということはまず絶対にあり得ないわけです。
一般的な日本人の英語力は、世間が考えているより、遥かに低いと言わざるを得ません。よく、日本人は「読み書き」はできるが「リスニングやスピーキングが弱い」といわれますが、これはまったくのデタラメです。日本人が「読み書き」が得意なら、外資に吸収された日系企業の従業員が社内報やメール、ミーティングのアジェンダがすべて英語になってしまったことで、困ることは一切ないはずです。外国人上司に対する報告やレポートも英語ですらすら書けるはず。でも実際はそうではありません。本部からのレポートを読めと言われたら丸一日かかるでしょう。日本人は、英語を読むのもおぼつかないレベルなのです。書くことは更に何をかいわんやのレベルです。
もうひとつ、多くの人が思い違いをしていることがあります。それは、語学の4技能(読む、書く、聞く、話す)を“読み書き”と“聞く話す”という2つに分けて考えていることです。語学にはreceptive skillとproductive skillという二つの技能があります。前者はいわゆる受動的なスキル、つまり読んだり聞いたりする能力を指します。後者は発信する能力、つまり書いたり話したりすることです。だから本来なら“読む聞く”と“書く話す”の2種類に分けなくてはいけないのです。たくさんの文章を読み、英語を聞いているとある程度読むスピードは上がりますし、リスニング力もつきます。けれども、それはあくまで受動的なスキルであり、書いたり話したりという自分から発信するスキルをつけるには、別の訓練が必要となります。
大人になると論理的に理解できるものしか、頭は受け付けません。意味もなく長文を覚えるということもできなくなるのです。なので、最低限の単語、イディオムを覚えて文法の構造を理解する。それが一番有効な方法なのです。間違っても最初から英字新聞やCNNニュースを教材にしてはいけません。そんなものが理解できるのであれば初めから苦労はしません。初級からスタートと言うと、「いやいや私は、そこそこのレベルだから中級だ」という人もいるでしょう。しかし、あえて苦言を呈しますと、日本の高校の英語教師の英語レベルで中級程度なのです。(日本では、英検2級程度の英語力でも高校の教師になれるのです。それが現実です。全ての教師がそうだというわけではありませんが。)だから自分が中級だと勘違いした人は、スタートから失敗します。
書く能力と話す能力はつながっています。自分の思うことをスラスラ書ける人は、間違いなく会話もできます。書けるけれど話せない、というのは嘘っぱちです。ある程度のレベルの人(聞くのはそこそこ出来るけど、話すのが苦手という人)はまず、毎日英語を書く訓練をしましょう。英文メールを書くのもよし、英語ブログを書くのもよし、日記を書くのもよし。とにかく、書いて書いて書きまくることです。そして、それを見て的確なアドバイスをしてくれる人がいれば尚良しです。これは大変な訓練ではありません。ただ、地道に毎日続ける必要があるというだけです。語学はスポーツや楽器演奏と同じです。日々の繰り返し、毎日の積み重ねが大切なのです。
相手にゆっくり話をさせる方法!
ネイティブと英語で話すときに、1番苦労するのは、こちらの下手さ加減を割り引いても、相手の話していることが理解出来ないということです。というか、聞き取れない。あの漫画の“ペラペラ・・・”とは上手く言ったものだと感心します。(笑)本当にあんな風に聞こえて「こんなハズでは・・」という思いにとらわれ、自信喪失する人が多い。そしてその後はお決まりの“ダンマリ”を決め込むというパターンを、私は良く見ます。多くの場合、英会話スクールに通っている人によく見られます。なぜか。
しかし大学の英文科を卒業しているような人には、このパターンは余り見られません。どうしてでしょう?スクールに通っている人の多くは、文法に捕らわれ、発音を気にして固まります。メモリー不足のパソコンのように。しかし友達にアメリカ人がいる、英文科で生徒の機嫌なんか取ってくれない外国人の教授と最低4年間のバトルを繰り広げて来た人間は、いつも言いますが、英語は単なるコミュニケーションの道具としか考えていませんから、言葉が駄目なら、相手に文字を書かせる。手振り身振りを使う。それでも駄目なら、殴ってでも分からせます。(笑)それはジョークですが、相手にゆっくり話してもらう。あるいは話させるように仕向けることが出来ます。
英語を何だと思っているかの差が、ここで出ます。お客様扱いされている人には難しい芸当です。いつもゆっくり話してくれる先生を相手にしているので、本当の外国人がどんなものか知らないからです。本当の外国人?そうです。お話、しましょう。相手が何を言っているのか分からないなら、「ゆっくり話して下さい」と言えばいいですね。“Pardon?”あるいは、“I beg your pardon.”という言葉を、相手が話している最中に言ってしまえばいいのです。もっと直接的に、“Could you speak more slowly ?”とか、“Please speak slowly.”等と言っても構いません。ところが、こっちがそう言って1分くらいはゆっくり話してくれても、すぐに元に戻って“ペラペラ攻撃”が始まります。勿論“Please speak slowly.”を繰り返してもいいのですが、もっと相手にシビアな思いを持たさなければ、ゆっくり喋ってくれません。これが一般的な外国人です。なのに、温室育ちの人は、「何度も聞き返すのは悪いし・・」等と甘ったれるから話せない。話が理解出来ないと何も始まらないのに、その時点で挫折します。一体何の為に高いお金を払っていたのか!
さて、こういう相手には、もっとゆっくり話してくれと、シビアに伝えなければなりません。皆さんが多少、英語が出来れば出来るほど、ネイティブを注意しても、ゆっくり話してくれる時間は短いのですから。シビアに言うには、工夫をしましょう。“Just a moment. I can’t catch you.”とか、“Wait a minute. I can’t follow you.”というように、釘を刺してやるのです。これは効果が出ます。しかし、これで終わりではありませんよ!1番大切なのはここからです。こうした言葉を入れながら、とにかくこっちが、ゆっくりゆっくり話すようにします。相手がイライラしてくるかも知れません。しかし、そんなことを気にしていては、コミュニケーションが取れないのです。一切そんな態度を気にする必要はありません!相手にゆっくり話させるには、こっちがゆっくり話すのが1番の良薬なのです。相手もあなたのペースに合わせて、普通の時の3分の1くらいのスピードに落としてくれるでしょう。英会話、特に日本人の場合は、とにかくこちら側のペースに引き込むこと。これがコミュニケーションを成り立たせる第1歩です。これが出来ない人は、コミュニケーションがとれず、いい加減に調子を合わせていると、痛い目に遭いますからご注意を。
これはあなたの英語力がかなり上達したとしても、変わらない心構えです。下手に自分が上手くなったと思って話そうものなら、ペラペラ・マシンガンで撃たれます。ネイティブの会話のスピードは、それはそれは速いものです。知ってるよ、という人もいるでしょうが、恐らく分かっていません。英語の早口言葉を、1度ぜひやってもらって下さい。もうそれは、言語とは思えないスピードの言葉を聞くことが出来るでしょう。(笑)
~Eメールを活用しよう!~
初心者が英会話教室に通っても、英語が身に付かないのは、その時に会話の中で英語の表現を直されても、その場で覚えられないから。全部直そうと思えば数が多いので、適当な数にしぼってもらってもまだ多い。ノートを取らせて教えようものなら、マンツーマンの「英会話」教室ではないの?と言われることもあるので、そういう時間を取ることはまずない。海外転勤などで英語の環境に強制的に置かれても、英語が身につくのは仕事で英語を使うご主人と、脳の柔らかい子供だけで、奥様はまず駄目。これは、彼女達は話をする機会があっても、書いて確認することがないから。その時に1度耳にするだけなので、記憶に残らない。耳しか使わないからです。読み書きは本当に上達には大切なのです。
メールを書くと言う作業をあなたの習慣にすれば、自分の伝えたいことを、
日本語を頭に浮かべる → 英語の構文と単語を思い出す→ 英作する
という流れの作業を頭の中で行っている人(行ってしまう人)は、
書きたい内容を考える→ 頭の中で直接英語で表現 → 文章に書く
という、日本語では当たり前に行っている思考の手順で、英語を書くことが出来るようになります。
言いたい事をどう表現するか。これを学ぶのにメールほど役に立つツールはありません。例えば会話では相手がいます。相手の言葉に一定の時間内で受け答えすることで、会話は成り立ちます。だから会話で英語の幅を広げるのは難しく、ヒアリング能力も必要とされます。しかし、メールでは時間を気にせず、ゆっくりと考え、判らないことを調べて文章とすることができます。また、その一方で、自信のない部分については、その旨を相手に「私のいいたいことが、分かりますか?」と、確かる一筆を加え、自分の英語を修正することも出来るのです。
e-mailは、英語の上達に非常に役立つツールです。個人や仕事でのやり取りは、雑誌や新聞等とは違った口語的英語に触れることが出来、数をこなすことで英会話の力をも向上させます。もう1つ。メールは電子情報ですから、その最大の特徴とも言える再利用が可能なことです。全てを自分で書かなくても、いろいろな所から必要なことを、自分で再利用出来るのも便利なことですね。相手の言ったことに対して、その下に自分の返事を書く。会話のようにやり取りが行えますし、ネット上から取り出した情報を使うことも出来ます。映画スターの名前や歌の題名、映画の題名などは、ネットで調べてコピー&ペーストすることで、書く時間の短縮も出来ます。ブラインド・タッチが出来る人なら、更に時間短縮が出来ますね。
英会話に重宝するのは「和文和訳」です!
「百人一首」や「源氏物語」。英語を書く、話すという作業を難しく考えてしまう人にはお勧めです。英語が簡単に思えます。そう感じるだけではなく、実はその通りなのです。
原文、つまり古文だと全く分かりませんが、私は英訳を読んだのです。するとよく理解出来ました。
日本人、それも平安時代の人にしか分からないような言葉も、英語にすると、何てことはない。すごくやさしい言葉になってしまうのです。(それは本当の源氏物語の味わいがない、と言われればそうかも知れませんが、少なくとも日本人が読んで分からないというのも、どうかと思います。)現代の日本語ならともかく、古典、古文で書かれた日本語の文章というのは難解です。しかし、それを英語にしてしまうと、どんな古典も一挙に現代へタイムスリップさせることが出来ます。分かりにくい日本語は、英語で読んだ方が、かえって分かりやすいということです。
ホテルのパンフレットもそうですが、伝統工芸や日本独特の品物のパンフレット、リーフレットなどは、私は必ず目を通します。日本語の方では格式を慮ってか、難しい漢字も多く使われていたり、表現も固く、専門用語も使われていますが、英語だとスラスラ読めることが多いのです。原文と英訳とを比較対照しながら読んでいくと、結構面白く読めることに気がつくのではないでしょうか?
例えば下は、友禅のパンフレットの日本語です。
図案の作成・・・・古今東西の美術品、民芸品、その他書籍を参考として構想を練り、図案を作成します。
仮絵羽縫い・・・・白生地を湯通しして、着物や羽織の形に仮縫いをします。
こうした難解な日本語の原文を英訳するときは、まず元になる日本語を、分かりやすい言葉に直さなくてはなりません。いわゆる「和文和訳」というものです。この「和文和訳」という作業は、英語で話すときに、一番重要なコツで、これさえ出来れば、どんなややこしい日本語でも、必ず平易な英語に訳すことが出来るのです。普段から、身の回りにある日本語を、英語にしたらどうなるだろうと考え、「和文和訳」のクセをつけたいものです。
さて英語にすると・・・
Designing
After rough sketches reflecting the fine arts and folk arts from all ages, and with the consultation of the Library, the patterns are designed.
Temporary sewing
A white cloth is thoroughly cleansed and is temporarily sewn into a kimono or a “haori” (jacket).
どうですか?英語の方が分かりやすいですね。このように英語を書くと言う作業は楽なのです。そしてこの「和文和訳」をスラスラと出来るように、メール交換を通じていつも慣れておけば、英語は自然と話せます。
このようなことは、英語の翻訳や通訳をやっている人にとっては常識なのですが、普通の人はすぐに、わざわざ難しい日本語に訳してしまい、そういう感じの構文があったな~と、思い出す為に頭を抱えるのです。「和文和訳」出来ていない証拠です。
そして、英会話スクールではこういう「和文和訳」を教えません。ネイティブの方で、そこまで日本語が出来る人は英会話スクールで働いていませんし、日本人英語教師は、英語の初級学習者が避けます。日本人でも国語力がかなりないと教えるレベルではありません。
皆さんは、こういう最も必要な方法の学習をしていないのです。「ランドマーク・ポスト」では勿論導入しています!
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